お気に入りのYoutubeチャンネル「北欧、暮らしの道具店」。
今回は、暮らしに寄り添うコンテンツを発信している北欧暮らしの道具店のチャンネルで公開されているWEBドラマについてお話しします。
北欧、暮らしの道具店とは
「北欧、暮らしの道具店」は、株式会社クラシコムが運営している。2007年から北欧食器の専門ECサイトの運営を開始しており、現在はセレクト商品やオリジナル商品の販売、ドキュメンタリーやドラマ、ポッドキャスト、映画の制作・配信を行っている。
私がこちらの会社を見つけたのは10年弱前。学生時代にYoutubeを見ている時である。丁度、モーニングルーティンがはやっている時期で、北欧暮らしの道具店が公開している「モーニングルーティン『わたしの朝時間』」を見つけたのだ。ほかの投稿者のモーニングルーティン動画とは異なるテイストで、すぐに気に入った。それをきっかけに、他の動画やポッドキャスト、ECサイトまで利用するようになった。
人生に寄り添うWEBドラマ
私の人生のタイムライン
「北欧、暮らしの道具店」のYoutubeチャンネルでは、様々な魅力的な動画を配信しているが、その中でも特に好きなのがWEBドラマである。いくつかのWEBドラマを制作されているが、その中で私の人生に深く寄り添っていた作品がいくつかある。
例えば、一人暮し期には「ひとりごとエプロン」、同棲・結婚直後の二人暮らしのときは(ドラマでは無いが)「万葉」、子どもが生まれたりして家族について考えるようになったときには「青葉家のテーブル」など、その時々でいろいろな作品が響くのだ。
作品紹介
「北欧、暮らしの道具店」では、様々な作品を不定期に公開している。ドラマのテーマが、私の人生の歩みとぴったりと重なったことにより、心に響いた作品たちを紹介する。
ひとりごとエプロン
ひとり暮らしの団地を舞台にした、おいしい料理と音楽が主役のオリジナルドラマ。3シリーズで構成されており、季節ごとにシーズンが移り変わる。
これは私の中で思い出深い作品だ。どのシーズンもよいが、やはりお気に入りは秋冬の寒い時期を舞台にした第1シリーズ。まだ一人暮らしを始める前のルームシェアをしていた学生時代に、この第1シリーズがはじまり、主人公の送っているような一人暮らしの日常に憧れて、なんども見返した。
実際、一人暮らしをする時には、主人公のキッチンに近づけたくて似ている家具を一生懸命探した。特に、主人公が野菜を切ったりソースをつくったりしているキッチンの作業台が欲しくて探したけれど、同じような形で同じような色のモノは見つけられず。結局、中古のニトリの作業台を購入した。(妥協して購入したものだが、いまでも重宝している。)
主人公を真似して、休日にワンルームのちいさなキッチンで音楽をかけて踊りながら、自分のために料理をつくったことを思い出す。
青葉家のテーブル
2本目は、映画化までされた、北欧暮らしの道具店の看板WEB動画といえる作品。
一つ屋根の下で暮らす4人の生活が描かれた物語である。全4話で構成されており、4人の登場人物にそれぞれスポットライトが当てられたエピソードとなっている。
第一話は、中学生のリクが主人公。第二話はOLのめいこ、第三話はめいこの彼氏で小説家志望のソラオ、第四話はリクのお母さんの春子さんが主人公となっている。いろいろな人物にスポットライトが当てられるため、いまの自分の立場に近しい登場人物のエピソードは特に響くと思う。長く楽しめる作品となっている。
私の場合は、はじめて観たときにはすでに社会人になろうとしている時期だったので、はじめのうちはメイコ目線で観ることが多かった。しかし、結婚して家族ができてからは、メイコ目線から春子さん目線に変わりつつある。子どもとの接し方や職場での振る舞いなどに注目しがちである。
私のお気に入りは、第一話の冒頭の春子さんが夕食を作っているシーンと春子さんがリクのお弁当を作っているシーン。春子さんがつくるリクのお弁当は、北欧、暮らしの道具店のサイトで特集が組まれ、作り方が紹介されている。
【青葉家のお弁当】おにぎり・卵焼き・ポテトサラダ。定番おかずにひと工夫「リクのお弁当」
【青葉家のお弁当】冷めてもおいしい! リクも大好きなボリュームたっぷりおかず2品
映画「青葉家のテーブル」は、Amazon Prime Videoなどでも配信されている。こちらは、主人公が春子さんの親友の子どもになるが、高校生ならではの葛藤や親子の関係などにテーマが設定されていて、これからの私に響くであろう内容である。
万葉
こちらは、WEBドラマでは無くミュージックビデオであるが、是非紹介したい。
同棲しているカップルの部屋を舞台に、四季の日常が描かれている。キッチン・ダイニング・リビングが写る画角で固定されており、まるで二人の生活をのぞき見ているような感覚になる。
これは、恋人とふたりで暮らすことになって改めて見返した作品。果実酒をつくったり、鍋をつついたり、私も季節を楽しむ暮らしを彼と送りたい、と憧れた。
終わりに
どの作品もお気に入りで、いまでも何度も何度も繰り返し見ている。次の展開や台詞を覚えてしまっているほどである。これからも、見返して、憧れて、真似をしたりするのだと思う。
暮らしだけでなく、暮らしの先にある人生にも寄り添うサービスを提供しているクラシコムさん。これからのメディア制作にも期待したい。