お宮参り・お食い初め-同日実施の増える背景・メリット

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今回は、赤ちゃんの「お宮参り」と「お食い初め」を同時に実施するケースが増えている背景と、同日実施のメリットについてお話します。これから、これらのイベントを迎えるパパやママの参考になる内容となっています。

「お宮参り」「お食い初め」とは?

そもそも、赤ちゃんが生まれたら行う、「お宮参り」、「お食い初め」とはどんな行事なのでしょうか。簡単に説明します。

「お宮参り」とは

お宮参りとは、簡単に言うと、赤ちゃんの誕生を神様に報告する儀式です。一般的に、生後1ヶ月に行いうものです。(正確には、地域や性別によって多少異なる)

お宮参りとは、赤ちゃんが無事に誕生したことを神様・産土(うぶすな)神(住んでいる地域の神様を祭る神社)に報告する儀式です。無事誕生したことを感謝し、赤ちゃんの健やかな成長を願います。本来、赤ちゃんが氏神神社に初めて詣でる行事のことです。

出典:たまひよHP

「お食い初め」とは

お食い初めとは、簡単に言うと、一生食べ物に困らないように、丈夫な歯が生えるように、との願いを込めて行う儀式です。生後100日頃に行うものです。

おっぱいやミルク以外のものを赤ちゃんに初めて食べさせる、室町時代から続く儀式です。「一生食べることに困らないように」、「丈夫な歯が生えるように」という願いが込められています。生後100日頃は乳歯が生え始めることから「歯固め」、100日に行われることから「百日の祝い(ももかのいわい)」「百日祝い(ももかいわい)」、ほかにも「はしぞろえ」、「はし始め」ともいわれます。

出典:たまひよHP

「お宮参り」「お食い初め」を合わせて実施する背景とメリット

同日に実施するケースが増えている

上記にあるように、お宮参りは生後1ヶ月、お食い初めは生後100日と、異なる時期に行われる行事です。

しかし、昨今、お宮参りとお食い初めを合わせて実施するケース(お食初めの時期の生後3ヶ月頃に合わせてお宮参りを実施)が増えつつあります。これは、合わせて実施することにメリットを感じる保護者が増えていることや、赤ちゃんの体調などに合わせて柔軟に行事を執り行うことが許されるようになった社会的背景が影響しているものと考えられます。

同日に実施するメリット

そこで、お宮参りとお食い初めを合わせて実施する場合のメリットについて考えてみましょう。

メリット1:赤ちゃんへの負担を減らすことが出来る

生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出は不安

一般的に、赤ちゃんは産院を退院後、1ヶ月間は自宅で過ごすことが基本とされています。生後1ヶ月に病院で行われる生後1ヶ月検診が初めての外出となる赤ちゃんがほとんどでしょう。生後1ヶ月の赤ちゃんを外に連れ出すこと自体、心許ない保護者が多いのではないでしょうか。

一方、生後100日を迎える生後3ヶ月頃になれば、首が座り始め、手足もバタバタと動かすようになり、生後1ヶ月の頃に比べれば、体が大分丈夫になっています。また、一般的に赤ちゃんとの外出は生後3ヶ月頃から推奨されていることから、日頃からお散歩している方も多いでしょう。

以上のことから、お食い初めの時期にお宮参りをすることは、赤ちゃんへの負担が減らすことが出来ると考えます。

異常気象の影響を考慮する必要性

昨今の異常気象により、赤ちゃんを外に連れ出すことを控えた方が良い時期が存在します。

例えば、夏に生後1ヶ月を迎える赤ちゃんには、猛暑の影響により外出が大きな負担になります。酷暑の中、赤ちゃんを連れ出すのは不安に感じる保護者がほとんどでしょう。

お食い初めの時期が過ごしやすい季節であれば、お食初めと同日に実施することで赤ちゃんへの負担を減らすことができると考えます。

メリット2:参加者の都合を配慮することが出来る

お宮参りやお食い初めといった赤ちゃんの初めてのイベントには、パパやママだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんをはじめとした親族が参加する場合もあります。この場合、短い期間に2日も予定を確保してもらうのは、参加者の負担になってしまう可能性があります。最近では、定年を過ぎても働いているおじいちゃんやおばあちゃんもいますので、配慮が必要です。

2つのイベントを同日に実施することで、確保してもらう日程を1日にまとめることが可能です。これにより、参加者の負担を減らすことができるでしょう。

メリット3:遠方からの参加者の負担を減らすことが出来る

遠方からの参加者は、飛行機や新幹線等の交通費や宿泊費が別途かかってしまいます。特に、宿泊については、昨今のインバウンドの影響もあり、以前に比べて予約が取りにくかったり、高額な値段設定がされる等、簡単にはいかない状況となっています。

そのため、イベントを同日に実施することで、移動の負担だけでなく、経済的な負担も減らすことが可能になります。

遠方から参加してくれる方のことも配慮したイベントを計画することで、今後の良好なお付き合いが期待出来るのではないでしょうか。

おわりに-赤ちゃんや参加者の負担を減らそう

今回は、赤ちゃんが生まれたら迎える大きなイベントである「お宮参り」を「お食い初め」に合わせて実施するケースが増えている背景と、2つのイベントを同日に実施にするメリットを紹介しました。

赤ちゃんや参加者への負担を少なくできるイベントを計画して、赤ちゃんの成長を祝うイベントを成功させましょう。

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