喧噪や混雑が苦手な方や落ち着いた場所を探している方に向けて、池袋周辺のおすすめスポットを紹介します。子どもを連れての外出の際もおすすめです。
今回は池袋駅周辺にあるおすすめスポットのうち、雑司ヶ谷エリアにあるスポットを紹介します。
大都会池袋に静かで落ち着いた場所はあるのか?
池袋はいわずと知れたターミナル駅です。
東武百貨店や西武百貨店等の大型の店舗や、多くの飲食店、東京芸術劇場等の大型劇場が立地しています。また、漫画やアニメ好きが集まる聖地にもなっています。
行政などによる努力により、昨今の池袋は文化や芸術の拠点都市として知られるようになりましたが、従来は「池袋=治安が良くない」といったイメージがありました。
2022年に発売された「ルポ池袋 アンダーワールド」は昨今の華々しい池袋の姿からは想像し難い、裏の池袋について知ることが出来ます。池袋は、実に奥深い街です。
ルポ池袋 アンダーワールド [ 中村淳彦 ]
雑司ヶ谷エリアのおすすめスポット
そんな雑多な街にも、落ち着いた場所がいくつも存在するのです。池袋の落ち着いたスポットは、東池袋駅周辺や雑司ヶ谷駅周辺が主になります。
今回は池袋駅周辺にあるおすすめスポットのうち、雑司ヶ谷エリアにあるスポットを紹介します。
雑司が谷旧宣教師館
住宅街にある東京都指定有形文化財。明治40年にアメリカ人宣教師が居宅として建てたもので、豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築だそうです。
建築デザインも魅力ですが、お庭もよく手入れがされており、季節の植物を楽しむことが出来ます。春には桜がきれいに咲き誇ります。
所在地:雑司が谷1-25-5
開館時間:午前9時から午後4時30分
休館日:毎週月曜日(祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始、臨時休館
入館料:無料
出典:豊島区
雑司ヶ谷霊園
住宅地の中にある霊園。明治7年に開園したそうで、夏目漱石やジョン万次郎等、偉人のお墓があります。
秋には銀杏の木が見事に色づくので、散策にぴったりな場所です。
所在地:豊島区南池袋四丁目
鬼子母神堂、鬼子母神表参道
鬼子母神堂と鬼子母神表参道も住宅街に囲まれた静かなエリアにあります。
鬼子母神堂
鬼子母神は、安産・子育ての神様として知られる神様です。
鬼子母神堂が建てられたのは、安土桃山時代の1578年だそうです。昭和35年に東京都有形文化財の指定を受け、さらに平成28年に国指定重要文化財となりました。荘厳な雰囲気を感じられることでしょう。
また、境内には、大黒屋というお団子屋、上川口屋という駄菓子屋があり、楽しむことが出来ます。特に駄菓子屋は、子どもはもちろん、大人や外国人にも人気です。
所在地:東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20
開堂時間:9時~17時(但し大黒堂は10時30分~16時30分)
出典:雑司ヶ谷鬼子母神堂HP、豊島区HP
鬼子母神表参道
鬼子母神堂と目白通りをつなぐ「鬼子母神表参道」。
雑司ヶ谷駅の北側(鬼子母神堂側)の都電荒川線「鬼子母神駅前」駅から続く参道のケヤキ並木は立派で、とても良い雰囲気の参道になっています。舗装も石畳風になっていて、通り全体に風情があります。
参道には、様々な小さなお店が軒を連ねており、覗いてみたくなること間違いなし。その一部をご紹介します。
「キアズマ珈琲」は、こじんまりとしたおすすめの珈琲店です。ゆったりと静かに珈琲をいただくのに最適な空間です。店内はあまり広くはありませんが、休日はお客さんでいっぱいの人気店です。
「雑司が谷案内処」も、覗いてみることをおすすめします。スタッフの方が優しく迎えてくれます。散策コースやおすすめのスポットを紹介してくれるでしょう。雑司ヶ谷に関連する資料などの展示を行っているので、地域の理解を深めることもできます。
「Chachat シャシャ 茗荷茶屋」は、雑司ヶ谷駅から鬼子母神堂を目指すと最初に目に入るお店です。カフェやランチなどを楽しめます。店内は落ち着いており、ゆったりおしゃべりしたり、一人で過ごすのにも向いています。ユニークな雑貨が店内の至る所に置いてあるのが特徴です。
おわりに-混雑を避けて充実した時間を過ごそう
今回は、池袋周辺の静かなおすすめスポット【雑司ヶ谷エリア編】をご紹介しました。
別記事【東池袋編】では東池袋エリアのおすすめスポットを紹介しているので、是非チェックしてみてください。
本日ご紹介したスポットは、混雑と喧噪が苦手な著者が自信をもって紹介できる一押しスポットばかりです。
是非、友達とゆっくり話したい時やひとりでゆっくりしたいときの場所選びの際に、利用を検討してみてくださいね。